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![]() 頭部保護帽abonetについて簡単な説明をまとめたページです。 詳細をお知りになりたい方は、abonetホームページをご覧下さい。 ■ 頭部傷害基準(HIC)値を用いた衝撃吸収性能の評価方法について ■ 緩衝材の種類 ■ お手入れについて ■ 頭部傷害基準(HIC)値を用いた衝撃吸収性能の評価方法についてアボネットシリーズは、JARIとの共同開発の開始以降、新たな衝撃吸収性能の評価方法として頭部傷害基準(HIC)値を用いた方法を採用し、同シリーズの衝撃吸収性能を評価しています。 HIC値とは、衝突や落下などの衝撃による脳や頭蓋骨への損傷程度を表す数値のことで、自動車の衝突時の乗員の安全性の評価、また子供が遊具から転落した際の遊び場の頭部保護基準値としても活用されています。 例えば、HIC値が2000となる衝撃が頭部に加わった場合、重傷以上の傷害(※)が発生するリスク(以下、重傷リスク)は約100%となります(グラフ1参照)。アボネットシリーズでは、そのリスクをどの程度、緩和できるかの観点で同シリーズの衝撃吸収性性能を評価し、お客様への情報提供を行うとともに、同シリーズのさらなる改良・開発に役立てております。一例として、HIC値が2000 から1000 まで低下した場合には、重傷リスクが無帽の状態から半減できることになります。 下のグラフ2は保護帽をかぶっていない状態でのHIC値が2000となるような条件に設定し、同条件でアボネットシリーズの試験を行った時のHIC値と傷害リスク値です。 ※重傷以上の傷害例:動脈損傷・大脳損傷・小脳損傷・脳幹損傷・脳内血腫・頭蓋骨骨折など ![]() ![]() ![]() ・質量47.8kg ・回転中心から頭頂まで約1500mm (日本人70歳代男性平均身長:1.605m 体重:59.3kg) 【実験条件】・角度 約15°・高さ約900mmから衝突面に落下(無帽状態でHIC≒2000の条件)・頭部3軸加速度からHIC値を算出 ・各製品、数箇所の衝突位置で試験を実施
HICの数値はあくまでも衝撃吸収性能の目安です。アボネットは衝撃を緩和するものであり、すべての衝撃を100%吸収し完全に頭部を守る ものではありません。また、上記の結果は、大人の頭部を模擬した人体ダミーを用いて、アボネットシリーズ(大人用)の性能を評価したものであり、 アボネットシリーズ(子供用)の性能につきましては、本結果からご類推願います。なお、アボネットシリーズ(大人用)と(子供用)の構造は同等です。 |
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